ファッションサイト 『bUd』
は、障害のある方の悩みを解決し、誰もが同じスタートラインからファッションを楽しめるお手伝いをしたいという『ユニバーサルファッションサイト』
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ジンカンパニー株式会社
代表取締役社長 藤原 仁もう一度、ファッションの原点に帰って
アパレル業界は近年、活気を失いつつあります。
その原因は、ファッションが本来持つ独自性や個性の力ではなく、
業界全体が売れ筋志向のビジネスを行うようになり、
自分たちの世界観を作り上げることをおろそかにしてきてしまった結果ではないかと思うのです。
本当は、もっと多くの人にファッションを楽しんでもらいたい。
そんなアパレルメーカーとして根本にあった気持ちを思い起こさせてくれたのが、UNIVERSAL FASHIONの存在でした。UNIVERSAL FASHIONとは
体の障害や体形、年齢にかかわらず、
誰もが着こなせるようデザインされた衣服のこと障害のある方がファッションを楽しむハードルはまだまだ高いです。
「自分に合った服がない」
「もっとオシャレなものがほしい」
「価格が高い」
といった悩みを解決し、誰もが同じスタートラインからファッションを楽しめるお手伝いができたら…
そんな思いが募り、UNIVERSAL FASHIONに取り組む原動力となりました。
UNIVERSAL FASHIONへの具体的な取り組みについて
当社のブランドであるOSMOSISやNO ID.から選んでもらった服を要望に添ってリメイクします。
例えば、「脚が不自由で転びやすいためパンツの膝に穴が開いてしまう」、
「車いすの肘掛けによって袖の生地が擦れてしまう」という場合には、生地を二重にして補強したり、
「上着の裾を踏んでしまい、車いすに乗りにくい」という問題には、裾を短くして対処したり。
他にも、手が不自由な方が脱着しやすいようボタンを大きく作り替え、ウエストラインを太くするなど、一人ひとりに合わせたリメイクを行い、それぞれのブランドと同じ価格で販売します。あくまでブランドコンセプトはそのままに
単に着やすさを重視するのではなく、スタイルを良く見せ、オシャレを頑張ってみるのもファッションの醍醐味。
一般的なサイズが着られる人でも着にくい服があるのは、どのブランドにも基準となるモデルサイズがあるからです。
それゆえ、ジンカンパニーが考えるUNIVERSAL FASHIONとは、
ブランドコンセプトの範囲内で可能な限りのリメイクを行うことです。
そうすることでトレンドファッションを楽しむことができます。
ファッションは人の気持ちを変えることができる、とても楽しいツールだと実感してもらえるはずです。ゆくゆくは他社ブランドとリンクして
いろいろなブランドの服を買えることは、ファッションを楽しむために必要です。
この新しいチャレンジがどこまでできるかは分かりませんが、
ゆくゆくは、他社ブランドとも繋がり、業界全体に広めていきたいという展望もあります。
「今まで諦めていたけど、本当はオシャレがしたい…」
そんな人のお手伝いができたら、これほど嬉しいことはありません。
ジンカンパニー株式会社
代表取締役社長 藤原 仁